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ナチとイギリス王室~王位を捨てた王様のホンネ

うずく英王室の古傷=ヘンリー王子のナチ軍服事件 (時事通信) - goo ニュース
2005年01月16日(日)


うずく英王室の古傷=ヘンリー王子のナチ軍服事件



(時事通信)

【ロンドン16日】英国のヘンリー王子(20)が仮装パーティーで鉤十字の腕章のついたナチス・ドイツの軍服を着用した事件は、ナチスに絡む英王室の古傷をうずかせている。(写真はヘンリー王子の事件を1面トップで報じるニューヨーク・ポスト紙) 英国の王位は18世紀が始まるころ、ドイツのハノーバー家の手にわたり、ビクトリア女王が1840年にドイツのアルベルト王子と結婚した後、英王室は一層、ゲルマン色を強めた。王室はアルベルト王子の姓サクセ・コーブルクゴータを名乗り、英国的な「ウィンザー」の姓になったのは、ドイツ帝国と死闘を演じた第1次大戦中の1917年のことだった。その当時でさえ、メアリー王妃は「ドイツと戦争をするなんて、英国には勝ち目のないいくさだわ」と嘆いたのは有名な話。

これとは対照的に、第2次大戦中、エリザベス現女王の父君であるジョージ6世とエリザベス王妃(クイーン・マザー)はナチスと対決する毅然とした姿勢を貫き、ドイツ軍による激しい空襲の最中もロンドンにとどまり、空襲で破壊された地域に足を運んで市民を激励した。

だが、問題はジョージ6世の兄、エドワード8世だった。離婚歴のある米国人のウォリス・シンプソン夫人と結婚するため、王冠を捨てた人物だ。エドワード8世はナチスびいきで知られ、第2次大戦前の1937年にドイツ第3帝国を訪問、総統ヒトラーと会見し、称賛した。シンプソン夫人も第3帝国に好意を抱いていたと考えられている。

ナチス・ドイツは、英国征服が成就した暁にはエドワード8世を再び王位に昇らせる計画をもくろんでいたとされる。エドワード8世は第2次大戦中、「この戦争が終わり、ヒトラーがアメリカを撃破した後、われわれの出番となる。つまり、英国人はわたしの即位を望んでいないが、わたしは英国の指導者の座に就くのだ」と語ったといわれている。

実は、欧州の王侯貴族は1930年代後半、ヒトラーをソ連共産主義の脅威を食い止める有益な防波堤とみなしていた。エドワード8世夫妻とヒトラーの面会の様子は写真に撮られ、広く知れ渡ることとなったが、この時期、彼ら以外にも世界の著名人が次々にヒトラーと会っている。

しかし、戦後の英王室にとって、王室メンバーとヒトラーの蜜月関係は恥部以外の何物でもなく、1947年にエリザベス女王がフィリップ殿下と結婚した際、婚礼にドイツの縁戚者は一人も招待されなかった。〔AFP=時事
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by green_ice_0331 | 2005-01-17 21:43 | 記事スクラップ